オランダ中央銀行が、保有する金の一部、約86トンをアメリカ・カナダからイギリスのロンドンへ移したそうです。

「なぜ、わざわざ金を移すの?」

理由の一つは、いざという時に金を使いやすくするため。
ロンドンは世界有数の金の取引市場です。そこで保管することで、危機が起きた際にも金を売買しやすくなります。

ただ、オランダが持っている金を、全部ロンドンに移したわけではありません。
現在も金は、オランダ国内、イギリス、そして北米に、おおむね3分の1ずつ分けて保管されています。
つまり、一か所に集めるのではなく、あえて分散しているんです。
一か所にすべて置いてしまうと、そこに何か問題が起きた時、全部の金が影響を受けてしまいます。
だから、
「国内にも置く」 「海外にも置く」 「取引しやすい場所にも置く」
という考え方。
実は中央銀行も、金を「買うかどうか」だけではなく、「どこに置いておくか」まで考えているんですね。

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